赤ちゃんの歯が生える時期に母親が注意すべき3つのこと

1.2歳半までに虫歯菌が家族から感染すると虫歯になりやすくなる

歯が生えていない赤ちゃんにはもともと虫歯菌であるミュータンス菌はいませんが、2歳半までに虫歯菌が家族から感染すると、その後虫歯菌は一生、住み続けてしまいます。

生後19ヶ月から31ヶ月(平均26ヶ月)の間に虫歯菌が家族から感染すると、虫歯菌が口の中に住み続けます。この期間を感染の窓といいます。一度、虫歯菌が定着してしまった口の中は虫歯になる確率が高くなり、生涯虫歯に悩まされる可能性があります。(ストレートハンドピース

家族の虫歯菌が感染しないように、噛み与えやスプーンなどを一緒に使うことは避ける必要があります。


2.家族の口腔ケアが赤ちゃんの口腔ケアにもなる

赤ちゃんが虫歯にならないように気をつけている方も多いのですが、実は家族の口の中をケアすることこそが、赤ちゃんの口腔ケアになるのです。

親子にとってスキンシップはとても重要です。しかし、虫歯菌が赤ちゃんに感染する可能性が高くなります。そのため家族の虫歯菌が赤ちゃんに感染しないように、家族の口腔ケアが大切になります。

3.歯周病菌は親子だけでなく夫婦でも感染する

歯周病菌は虫歯菌に比べて感染する期間が長く、大人になっても歯周病菌が相手に感染する可能性があります。

歯周病菌を多く持っている親の子供は、親と同じ歯周病菌を持つ確率が高くなります。また、歯周病の状態の悪い母親の子供には歯周病菌が多くいるという研究結果があります。(歯科用ハンドピース

そのため親が自分の歯をケアすることは、自分のみならず赤ちゃんや家族の歯を守ることにもなります。