ドライソケットはどんな症状
ドライソケットは激痛を伴う!?悪化すると炎症を起こすことも
「骨までむき出しになった傷」は、当然、強い痛みの原因になります。普通なら抜歯後2~3日で痛みが治まりますが、ドライソケットの場合は逆で、むしろ痛みが強くなっていきます。強い痛みは1~2週間、長引く場合は1か月ほど継続することもあります。(歯科治療器具)
また、決して高い確率ではありませんが、「むき出しになった骨が細菌に感染するリスク」があります。骨が炎症を起こすと「骨炎(こつえん)」を起こす場合があり、悪化すると骨壊死(こつえし)などの症状に発展することもあり得ます。
ドライソケットの原因は何?
ドライソケットには、2つのパターンが存在します。1つは「そもそも、血餅が形成されなかった場合」で、もう1つは「通常どおり血餅が形成されたが、外れてしまった場合」です。それぞれのパターンごとに原因は異なります。
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血餅が形成されなかったケース
最初から血餅が形成されない場合、たいていは「出血量が多すぎるか、少なすぎるか」のどちらかです。出血が多すぎれば血が固まらずに血餅が形成されませんし、少なすぎれば血餅の材料になる血液が足りません。
出血量が多すぎる理由としては、抜歯後の飲酒・入浴・激しい運動などがあげられます。血流が増すと、出血が増えてうまく固まらないことがあるからです。
また、女性の場合、経口避妊薬(ピル)を服用していると出血量が増える場合があります。主成分―エストロゲンには血管を拡張し、血流を増やす作用があるからです。そのほか、血液をサラサラにするための薬(抗血小板薬・抗凝固薬)を服用している人も、血が固まりにくくなるので血餅を形成しづらくなります。
出血量が足りなくなる理由としては、抜歯直後の喫煙があげられます。タバコに含まれるニコチンには血管収縮作用があり、出血量の減少で血餅がつくられなくなる恐れがあります。そのほか、麻酔薬に含まれる血管収縮剤が影響するケースも考えられます。複雑な抜歯で麻酔薬をたくさん使った場合などは、血管収縮による出血量減少で血餅が形成されない...というケースがあり得るでしょう。(歯科用マイクロモーター)
血餅が外れてしまったケース
血餅が外れるのは、基本的に物理的な要因です。傷口を気にして舌でいじりすぎたり、吸い出すような動作をしたりすれば、血餅が外れる恐れがあります。また、「傷口に歯ブラシをあてる」「うがいをしすぎる」なども、血餅が外れる原因になります。特に抜歯当日は、抜歯した部位に力を加えないように注意してください。
